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あのメールを公開されるとは思っていませんでしたが、みづから名づける「情報裸体主義」
(Informational Nudism)を標榜するぼくとしては、問題ありません。
メールに書いたことはハックされても、公開されてもいいという覚悟でいつも書いています。

ただ、あれだけでは、「中止」云々のことが理解できないでしょうから、若干解説しておきます。

ゲストを呼んで「公演」を打つという企画で「身体表現」という講座を引き受けてからあとで分かったのは、それは、定められた時間内でやるべしというものでした。ぼくは、パフォーマンスにせよ演劇にせよ、準備やリハの時間をとらずにプロの人々を招待することなどできないと考えていますので、時間を空けるように大学に申し入れたわけです。しかし、教室の空きがなく、定められた場所と時間でやってくれという極めて官僚的な返事。その後、色々な部署と交渉し、何とか準備やリハの時間も取れる部屋を確保しようとしました。しかし、それは不可でした。
こういう企画に対するあまりの無理解にぼくは「中止」を申し入れたわけです。結果的に、日時をずらせることによってぼくの要求が容れられました。「中止」を申し入れるまでそういう処理はなされなかったのですから、「中止」宣言は効果があったわけです。
しかし、その際、ぼくは、てっきりこれは、大学当局もこの企画を「定められた時間内で」演るなどということが無理であることを理解したのだと思いました。ところが、どうして、大学側は、そんなことは全く理解していないのでした。予定された講座が吹っ飛ぶことによって起きる事態をおそれて辻褄を合わせたにすぎないのでした。
授業時間を延長して金を寄越せなどと言っているわけではないのに、なぞこんなことができないのでしょう? なぜ、教室や時間を一律に割り振るようなことをするのでしょう? キャンパス内の使える場所を確たる理由もなしに使用禁止にするのでしょう? 大学事務と完全な了解のもとで新しい創造的な企画を遂行するのは不可能なのでしょうか?
ぼくの「闘争宣言」は、相手を殱滅するための闘争ではなくて、相手が完全に理解してくれるまでこちらのやり方を続けるという闘争です。

粉川哲夫

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